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ルームエアコンの選び方②

エアコン新設時の注意点

今回は実体験による話です。

先日我が家にもエアコンを設置することになりました。
実は昨年中古のエアコンを譲り受け、当初は設置と電気工事だけを業者に頼むつもりでいたのですが、思っていたより見積りが高かった・・・そこでネックになったのが電気工事。
譲り受けた機種は200Vの電源が必要だったため、電線から追加で電源を引っ張ってくる工事や電力会社への申請なども必要でその分費用がかさんでしまうのです。
それで結論としては100V電源の新品を買いました。トータルの費用はほぼ変わりなかったので。

エアコン購入にあたって本体価格にばかり目がいきがちですが、新設や増設の場合には設置費用と電源工事費用も踏まえて考えましょう。
あるいは買い替えだとしても、100V➔200Vに変わる場合は注意が必要です。
また、新築時にエアコンを設置する予定がなくても電源工事だけはしておいた方がいいかもしれません。
建築の段階で工事をしておくのと出来上がってから追加で工事をするのとでは工事業者の手間が結構変わるため、費用面でかなりの差が出たり場合によっては工事を断られることもあります。




◎部屋の広さによる本体の選び方

部屋の広さと書きましたが、実際には部屋の広さだけで選ぶのは難しいようです。
私もネットで少し調べたところ、メーカーで設定している対応畳数というのは50年前から変わっていないとのことで、断熱性や気密性に優れた現在の住宅と比較するのはナンセンスだと・・・
それに冷房の場合は日当たりやマンションか戸建てかなど他の要素も絡んでくるため、結局どれを選べばいいのという話になります。

それならとりあえず大きいのを買っておけばいいんじゃない?と思うかもしれませんが、オーバースペックになると省エネの観点からはおすすめできません。
例えるなら街中をスポーツカーで走っているようなもので、時速50kmで走れる能力があればいいなら軽自動車とスポーツカーのどちらが燃費がいいですか?ということです
逆にスペック不足を例えるなら高速道路を走る場合を考えてみて下さい。時速100kmなら軽自動車・スポーツカーどちらでも出せますが、100kmに達するまでの時間がスポーツカーの方が圧倒的に速いですよね?そして軽自動車はアクセルをかなり踏まなければなりませんが、スポーツカーにはまだまだ余力があるでしょう。
スペック不足だと本体に負荷がかかるということなんです。
さらに150kmで走れと言われたら軽自動車にはもはや不可能になります(速度超過と言うことは置いておいて笑)

◎結論

で、結局個人的な結論は使い方次第ということに落ち着きました。
自分を含め大半の人は対応畳数(能力kw)くらいでしか判断できないと思うので、日当たりのいい部屋を早くキンキンに冷やしたいなら対応畳数にも余力を持たせた方がいいでしょうし、設置場所の近くだけ扇風機より涼しい風が出ればいいやということなら対応畳数の小さなものでも事足りると思います。
風量設定を自動ではなく弱や中に留めておけば、設定温度には達しなかったり時間がかかるものの本体への負荷も少ないでしょうから。

現に我が家の居間は18畳あるのに対してエアコンの能力は100Vで3.6kw(10~15畳用)、集合住宅でもなく窓は南向きという条件にもかかわらず、今のところ全く不自由はしていません。
北海道の暑さはまだピークではないので、さらに気温と湿度が上がった時にどうなるかというのはありますが・・・万が一耐えれなかったらまたブログに書きます笑

あと余談として、何でエアコンクリーニングをしなければならないの?と思っている人がいるかもしれませんが、理由の一つは本体からカビをまき散らして吸うのが健康上良くないということ。
もう一つが、メンテナンスすることでエアコン本体自体にもメリットがあるからです。
再び車に例えるならオイル交換をするようなものだと考えて下さい。
オイル交換をしないとカラカラになくならない限りは走行はできるけど、燃費が悪くなったり故障のリスクが上がりますよね?
エアコンも同じことなんです。
クリーニング後に前より冷えるようになったという声はよく聞きますし、冷えなくなったという理由も汚れによることも結構多いです(あとは冷媒ガスの漏れか圧縮機の故障など)
空気は目で見えないためメンテナンスもおろそかになりがちですが、一度お使いのエアコンを気にしてみて下さいね。